支援者からのメッセージ

■ 川上明彦先生と広報

愛知県弁護士会 長谷川龍伸

 川上先生は、給費制運動を展開する中で市民に対する広報の重要性を認識し、その後広報活動に取り組まれました。

 まず、平成25年に大阪、京都、札幌、福岡と愛知の5単位会の広報委員会を集め、広報強化のための「広報サミット」を立ち上げました。  そこでは、広報活動についてノウハウの共有や意見交換を行いました。これは毎年1回、5会が持ち回りで幹事会となる形で、現在まで継続しています。
 そして、平成27年度に日弁連副会長に就任し広報担当になると、平成25年度から日弁連で始まっていた「全国広報担当者連絡会議」を年2回に増やすとともに、これと「広報サミット」をリンクさせ、「広報サミット」での経験交流を「全国広報担当者連絡会議」を通じて全国規模に広げる活動に尽力されました。

 現在の日弁連の広報活動の礎を築いたのは川上先生であると言っても過言ではありません。

 

 川上先生の男女共同参画における取組み

愛知県弁護士会 小川淳

 平成27年度の愛知県弁護士会長に就任した際に川上先生が掲げたスローガンは、「打って出る」、「着手なければ成果なし」であった。そして、会報への最初の寄稿のなかで、男女共同参画運動を中核に据え、「女性弁護士を取り巻く意識改革をはじめ種々の活動や運動は、短期的な目に見える効果だけでなく、将来を見据えた信念と情熱が必要であり、今から着手すべきである」と個々の会員に熱く呼びかけた。

 今日の充実した男女共同参画への当会の取り組みは、この呼びかけが大きな転機になっている。しっかりとしたビジョンをもち、周囲の人から共感を得て、プランを着実に進めていくリーダーとしての資質は十分と言える。

 

■ 川上先生と法教育

愛知県弁護士会 矢崎信也

 川上先生は、平成11年の副会長当時、愛知県弁護士会の本会における学校講師派遣の実現に尽力され、実際に第1回の中学校での実践授業も担当されています。
 当時からその内容は、弁護士の複数派遣を基本とし、法律知識ではなく、世の中には「正解が一つではない」問題があることを子どもたちに伝えることでした。この愛知方式は、政治的中立性の観点等から日弁連でも高く評価されています。

 また、平成15年には、第51回中弁連大会シンポジウム実行委員長として「子どもが学ぶ法の精神-新しい法教育への挑戦-」を成功に導くとともに、その後、当会に法教育委員会を立ち上げることに尽力され、平成17年に発足した法教育特別委員会の初代委員長に就任されました。
 川上先生は、委員長に就任されるや名古屋市内の社会科教員と弁護士との勉強会である名古屋法教育研究会を発足させ、この活動は後に名古屋市教育委員会から公的に承認される研究会となり、現在も続いています。
 現在、法教育委員会は100名を越える大委員会に発展し、若手を中心に活発な活動が繰り広げられています。

 このように、川上先生は、現在の当会の法教育の中興の祖といえます。